保育園看護師の派遣バイトが決まったけど
何を事前学習しておいたらいいのだろうか?
まずは保育園で看護師が何を求められているのか役割を知っておくと、何をすべきがが分かってきます。
公的なガイドラインや保育園での看護について、大まかな理解をして、各論へ進んでいきましょう。
医療行為とそうでない行為
医師法第17条、歯科医師法17条及び保健師看護師法第31条の解釈について(通知)
保育園ではいろんな薬を預かることがあります。
「ケガの処置をしてほしい」と要望をもらうこともあります。
そんな時、医療行為なのか?そうでないのか?を判断できることが大切です。
- 軟膏の塗布
- 湿布の貼付
- 点眼薬の点眼
- 一包化された薬の内服
- 坐薬挿入
- 鼻への噴霧 など
※園のルールもあるので、自己判断は禁物です!
医療行為
保育園で必要とされる医療的ケアは、あくまで日常生活の中で長期にわたり継続的に必要とされる医療行為が想定されています。
病気の治療のための医療行為は含みません。
- 喀痰吸引(口腔・鼻腔内)
- 喀痰吸引(気管カニューレ内部)
- 経管栄養(胃ろう・腸ろう)
- 導尿
- インスリン注射 など
医療的ケアを実施する際は、医師の指示のもと、保育所等では、あらかじめ定めた支援計画等に沿って医療的ケアを実施していきます。
保育園における感染症対策
- 具体的な感染症と主な対策(特に注意すべき感染症)
- 子どもの病気、症状に合わせた対応 など、
すぐに全部覚えることはできないので、一通り読んでおきましょう。
看護師に求められている役割
ガイドラインの中に保育所が看護師に何を求めているのか?が書いてありましたので簡単にまとめおきます。
- 子どもや職員の健康管理
- 保護者からの情報を得ながら子どもの健康状態を観察評価する
- 疾病等の発生時に救急的な処置等の対応を行う
- 保護者への連絡や助言等を行う
園によって看護師の仕事内容が違う
「保育園看護師」についてネット検索してみると、似た内容が書かれていますが
Twitterで保育園看護師さんのリアルな話を聞くと、園によって仕事内容が違うことが判明しました。
理由①マンパワー不足
- 看護業務のみをする
- 保育補助をしながら+看護業務をする
- 保育士と同じように働き+看護業務もする
保育園看護師の仕事内容は主にこの3パターンのどれかになります。
派遣バイトの場合、①か②のパターンになることが多いです。
マンパワー不足により、保育士業務を看護師が行うことはよくあります。
保育士免許をもっていない看護師が、保育業務を担うことは違法ではなく、条件に該当する保育所で勤務する場合に限り、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長通知で認められています。
理由②看護業務が定まっていない
看護師を配置したものの、何をしてもらっていいのかわからない、保育士と同じように使っちゃお!
看護業務に対する理解が乏しいと、医師の指示がないとできない医療行為や判断をむちゃぶりされる可能性もあるので要注意です。
事前に細かい園の状況まで知ることは難しいかもしれませんが、
保育園では何を求められているのか参考になりましたでしょうか?
保育園看護師バイトの当日については、別の記事で紹介していきます。
